Category  |  信仰

壁を壊して一つになる

ベルリンの壁は家族や友人を分断してきました。東ドイツ政府が市民の逃亡を防ぐために1961年に建設したのですが、実際、250万人以上が1949年から壁の完成までに西側に移ったと推定されています。米国レーガン大統領は、1987年、壁の前で「この壁を壊しなさい」と演説しました。彼の言葉は歴史の大きなうねりを反映しており、それが頂点に達した1989年、壁は崩壊し、やがてドイツは再統一しました。

赦して忘れる

ジル・プライスは超記憶症候群で生まれました。自分に起こった出来事を細部まで全て覚えていて、頭の中で正確に再生する能力があるのです。

傷痕から学ぶ

再発がんの手術を終え、フェイは腹部の傷痕に手を触れました。今回は胃の一部を切除して、大きな傷痕が残りました。それは事の重大性を物語っています。彼女は夫に言いました。「この傷痕は、これまでのがんの苦痛か、癒やしの始まりかを表すシンボルね。私は後者を選択するわ」

私の神はすぐそばに

ルーデスはマニラのボイストレーナーです。授業は30年以上対面だったので、オンラインに移行すると言われて心配でした。「私はメカには弱いし、うちのパソコンは古い。ビデオ会議のソフトのこともあまり知らない……」。大儀ない人もいるでしょうが、彼女には大問題でした。「一人暮らしの私には、そばで助けてくれる人もいない。収入が必要なのに、やめる生徒がいるかもしれない」と不安でした。

キリストの共同体

バハマ諸島の南にラギッド島という小さな島があります。19世紀には塩業が盛んでしたがやがて廃れ、多くの人が近くの島に移住しました。その結果、2016年には住民が80人以下になりました。島には教派の違う三つの教会がありましたが、皆は毎週1カ所に集まって礼拝をささげ、交わりをしました。過疎の島で、共同体意識は不可欠だったからです。

気晴らしと安らぎ

電源を切ってスマホを机に置きました。矢継ぎ早に現れる画像や意見、通知に疲れたのです。しかし、またすぐ電源を入れました。なぜでしょう。

試練を乗り越えて

アンの幼少期は極貧で悲惨でした。2人の赤ん坊の兄弟を亡くし、 5歳で目を患い視力をほぼ失いました。8歳で母を結核で亡くし、兄弟と共に父に捨てられました。貧民窟のような救貧院に入所し、そこで弟を亡くしました。

神に頼りなさい

友だちとウォーターパークに行き、浮き板の障害物コースに挑戦しました。浮き板は滑りやすく踏み込むと弾みがついて、まっすぐに歩けません。よろめきながら坂や崖、橋などを通っていく途中で無残にも水に落ちて大声をあげました。一つのコースを渡り切って疲れ果てた友人が一息つこうと「塔」に寄りかかった瞬間、その重みで「塔」はゆがみ、彼女は勢いよく水に放り出されました。

神は十分以上

エレンはクリスマス一時金に大喜びしました。更に、銀行がクリスマス・プレゼントとして1月分の住宅ローンを返金してくれたのです。彼女の家計は自転車操業だったので本当に助かりました。いろいろな支払いができた上に、クリスマス・プレゼントをして他人を祝福することさえできました。