冒険しよう
最近素晴らしいものを見つけました。近所の林に小道を通って入っていくと、秘密の遊び場がありました。誰かの手作りでしょう。小枝で作ったはしごの上には見張り台。木には古い綱で作ったブランコのみならず、つり橋まで架けられていました。古い木や綱で冒険を楽しめるようにした人がいたのです。
営巣地
ツバメ科の小鳥、小洞燕(ショウドウツバメ)は、川岸の土を掘って巣を作ります。しかし、イングランド南東部では、土地開発のために、鳥が越冬地から戻ってくるごとに営巣地が減っています。地元の自然保護運動家たちは行動を起こし、巨大な人口砂丘を建設しました。砂の造形物を作る会社に協力してもらい、将来にわたって、ツバメが巣を作れる丘を砂で造成しました。
新しい目
新しい眼鏡をかけて教会に行くと、通路の反対側の席に友人が座っていたので、手を振りました。数メートル先ですが、はっきり見えたので、手を伸ばせば届きそうな距離にいると感じました。礼拝後に話しにいくと、私も彼女もいつもの席に座っていたと気付きました。度数の合う眼鏡のおかげでよく見えたのでした。
救出作戦
オーストラリアの家畜救出団体の人が迷子の羊を見つけました。汚れて絡み合った毛は34㎏以上もあり、少なくとも5年間は森に放置されていたようでした。その人は、羊をなだめながら重い毛を刈ってあげました。羊は身軽になると餌を食べました。そして、保護区で職員に守られ、他の動物たちと過ごすうちに、しっかりとし、落ち着いてもきました。
小さな始まり
一般に「世界の七不思議」といえば、7つの古代建造物ですが、ブルックリン橋は、1883年の完成当時、8番目の不思議と言われました。しかし実際は、橋塔から橋塔に張られた細い1本のワイヤーで始まりました。やがて、各々5千本以上の亜鉛メッキのワイヤーをより合わせた巨大な4本の鋼索による吊り橋が完成しました。
力強く駆け抜ける
インドの最高齢のスポーツ選手、103歳のマン・カウアーは、2019年にポーランドで開かれた世界マスターズ陸上競技選手権大会の4種目で金メダルを獲得しました。そればかりか、短距離走で自己記録を更新したのです。カウアーは人生を力強く駆け抜ける姿を見せてくれました。
混乱の中の恵み
うとうとしかけていると突然、息子のエレキギターの音が地下室から響いて静寂が破られ、壁が振動しました。昼寝どころではありません。すると、競うように別の音が聞こえました。娘が「驚くばかりの恵みなりき」をピアノで弾き出したのです。
心のリズムが一つに
文字が発明されるずっと前から、昔話は人々の心を捕えてきました。物語は知識を伝える手段でもあります。「昔々……」と始まると、私たちは皆、ワクワクしながら耳を傾けます。物語には人を楽しませる以上の力があります。最近の研究によると、物語を一緒に聴いている人たちの心拍が同期するといいます。心拍は人によっても違い、同じ人でも時間帯で変化します。ところが、同じ物語を一緒に聴いている人たちの心臓は、同じリズムで拍動していると報告されました。
恐れる時
特に不調はなかったのですが、定期健診が憂うつでした。以前、思いがけなく大病が見つかったことがあり、怖かったのです。神が共におられるので大丈夫と分かってはいても不安でした。