神の眼差し
シングルマザーのアルマは、早朝が嫌いだと言います。静けさは不安を呼び、家事をしていても、お金の心配や、子どもたちの健康や学業のことを考えてしまうと言います。夫が出て行ってから、女手ひとつでこどもを養育するのは大変だけれども、神が目を留めておられることを信じていると言います。仕事を掛け持ちする体力をくださって日々の必要を賄い、子どもたちが神の教えを毎日受け取るように導いてくださると語ります。
大発見
ジェニファーは、2021年、スキューバダイビングをしていて緑色の小瓶を拾いました。その中には、1926年、18歳の誕生日を迎えた人の手紙が入っていました。それを見つけたなら返してほしいと書かれています。ジェニファーはフェイスブックで彼の家族を見つけました。その人は1995年に亡くなっていましたが、手紙が見つかったことを、ジェニファーも彼の家族も喜びました。
迷惑な訪問客
カイルは妻のアリソンと海外に新婚旅行に行きましたが、帰国すると、足にかゆみを伴う発疹ができました。専門医を訪ねると、新しいビーチサンダルのせいでできた靴ずれから、寄生虫が皮膚の中に入り込んだといいます。夢の休暇の終着点は、迷惑な訪問客との悪戦苦闘になりました。
幸いな旅路
アメリカのアリゾナ州にホワイ(意味は「なぜ」)という町があり、東に行くとテキサス州のアンサートン(意味は「不確実」)。そこから北東に進むと、テネシー州のディスマル(意味は「散々」)。さらに北東に進むと、ペンシルベニア州パニックに到着します。これらは実在するアメリカの地名ですが、こんな町を巡る旅をしたい人がいるでしょうか。
愛なしでは役立たず
注文したテーブルが届いたので部品を箱から出して広げてみると少し変です。きれいな天板と他の部品は揃っていますが、脚が1本足りません。全部の脚が揃っていなければ組み立てても役に立ちません。
家族みんな
ジェームズは刑務所の体育館に設置された簡易プールでバプテスマを受け、服役中の娘のブリタニィも、同じ日に同じプールでバプテスマを受けたと聞いて歓喜しました。職員たちも感動しました。「みんな目が潤んでいました」と、チャプレンは語ります。刑務所を出たり入ったりの歳月に、親子は各々神の赦しを願うようになり、共に新しいいのちをいただいたのです。
信仰の筋トレ
動物園に行ったとき、ナマケモノのおりのそばで休憩しました。ナマケモノは逆さにぶら下がって動かず満足そうです。私は溜息をつきました。私は健康上の理由から、じっとしていると辛く、せかせかと動かないわけにはいかないのです。そして、常に疲れている自分にうんざりしています。しばらく眺めていると、ナマケモノは、片方の腕を伸ばして近くの枝をつかみ、また動かなくなりました。静止には筋力が必要です。もし私が、ナマケモノと同じくらいゆっくり動いたり、じっとしていようとしたりしたら、相当な筋力がいるでしょう。辛い日、憂うつな日、私が神を信頼するには、超自然的な力が必要なのです。
学ぼうとする姿勢
反対の意見に対しては、意見そのものだけではなく、それを述べた人を攻撃するのが、悲しいことに、当たり前になっています。これについては、学者たちも同様です。ですから、有名な新約聖書学者リチャード・B・ヘイズ博士が『Reading with the Grain of Scripture 』 (聖書を信頼して読む)を発表したときは驚きました。自分の過去の論文を再考し、持論を訂正し、実に謙虚な姿勢と生涯学び続ける決意を示したのです。
真の自由
高校生の美鈴は電車の中で教科書を読んで下線を引いたり、余白にメモしたりしていました。ところが、近くの席の親子の会話を聞いて手を止めました。母親が図書館の本に落書きをしてはいけないと、子どもに諭していたのです。美鈴はペンを片づけました。その子は、自分の本と借りた本の違いが分かる年齢ではなさそうだったので、美鈴を見て、子どもが親の注意を聞かなかったら良くないと思ったからです。