神を真に信頼する
保護猫を引き取った人の話です。猫がお腹を空かせているようなので、水とキャットフードをキッチンに用意し、その場所まで連れていこうとしました。やせ細った猫は、最初のうちついていきましたが、途中で立ち止まり、それ以上動こうとしません。その人を信用してついていけば、食べ物が待っているというのに。
神の愛は尽きない
高齢で病気の父親を在宅介護することになり、ジョシーの生活は激変しました。また父の薬は高額でした。フルタイムで働きながらの介護、病状の悪化に伴う数々の決断に、彼女は疲弊していきました。「どうすれば体力と知恵、周りの支援、そして父に対する愛を絞り出せるのだろう」と思いました。
神のもの
母を介護していた時のことです。二人とも心身共に疲れきっていて、気分転換に美術展に行きました。『生け花と浮かぶ舟』と題された作品が、黒い壁を背に光の反射する床に置かれていました。2隻の木製の手こぎ舟の中に、釣りのルアーと生け花から着想を得た色とりどりの吹きガラスが詰められていました。ふ入りや斑点やしま模様の巨大な球体は、小さい方の舟に積まれていて、もう1隻の舟からは、長く曲がりくねったガラスの彫刻が、生きた炎のように立ち登っていました。作者はガラスを火で精錬し、息を吹き入れて各々を作りました。
神の約束
認知症は人生の記憶を奪う残酷な病気です。過去の記憶を失っていく父を見るのはつらいことでした。しかし、ある夜、夢を見ました。神のご配慮だと信じています。夢の中で、神は小さな宝石箱を持っておられ、父の記憶は全てそこに保管されていて、父が天国に来たときに返すのだと言われたのです。
試練は贈り物
人類初飛行を達成したライト兄弟の人生は苦難の連続でした。失敗や人々の嘲笑、資金不足、一人は大怪我もしました。しかし、めげずに前進しました。弟オービルは「鳥も無風では高く飛べない」と言いました。伝記作家マカルーによると、これは「高みを目指すために試練は不可欠」という意味で、「彼らの喜びは登頂ではない。登山そのものだ」と語りました。
苦楽を通して
牧師のマークは幼い息子を亡くしました。親子でボール遊びをしている最中、突然倒れたのです。彼は打ちのめされました。しかし、この出来事を通して、彼は同情心の厚い牧師になりました。私はマークの深い悲しみに寄り添いながら、A・W・トウザーの明察を思いました。「深く傷つけられたことのない人を、神が大きく祝福できるかどうかは疑わしい」。悲しいかな、そうなのでしょう。
命にもまさる
修養会の最中に体調が悪くなり、夫たちがいる坂の上の礼拝堂に後から向かいました。薄暗い山道の木製の階段をゆっくり上り、崩れかけた丸太の上でたった一人立ち止まり一服しました。賛美歌が聞こえだすと「主よ、助けてください」と小声で祈り、ゆっくり歩いて小さな部屋を目指しました。治まらない疼痛(とうつう)の中で呼吸を整え、私の声を聞いてくださる神に感謝しました。
神の回復の約束
ハリケーン・ローラは勢力を強めながらメキシコ湾を北上し、ルイジアナ州に向かっていました。地元の保安官は、風速65mを超えると知って、衝撃的な警告を発しました。「避難してください。避難指示に応じない場合、氏名、住所、マイナンバー、親族の連絡先を書いた紙をジップ付きのポリ袋に入れ、自分のポケットに入れてください。その情報が必要にならないことを祈ります」。ひとたびローラが上陸したら、破壊の様子を眺めるほか何もできないと知っていたのです。
神よ、なぜ私が……?
ジムは、運動ニューロン疾患と闘っています。筋肉に関わる神経細胞の変性が進行して筋力を徐々に失う病気です。細かい作業をする能力は既に失われ、手足を制御する力も失いつつあります。シャツのボタンを留めたり、靴ひもを結んだりはできず、箸も全く使えません。ジムは、嘆き悲しみ、なぜですか、なぜ私なのですかと、神に問いかけます。