Category  |  キリストのように生きる

ろうそくを灯して

ニューイングランドの暗黒日、1780年5月19日は、朝から暗く、正午になっても太陽は見えなかったそうです。カナダの大規模な森林火事の煙が原因と言われていますが、多くの人は、最後の審判の日が来たのかしらと思ったそうです。コネチカット州の議会では、一時休会が提案されました。しかし、アブラハム・ダベンポート議員は、次のように言いました。「休会に反対です。最後の審判が近づいているのかもしれませんが、そうでない場合は、休会の理由はありません。また、そうであった場合は、務めを果たしている時に、審判を仰ぎたいです。ろうそくを持ってきてください」

灯りをともして

闇夜にポツンと立つ小さな建物が映し出されました。玄関ポーチの脇のランプの灯りが、そこに入ろうとする客の足元を照らしています。あるホテルチェーンのCMですが、それは「あなたのために灯りをともしておきます」という一節で終わります。あのランプの灯りは、歓迎の印のようなものです。通りがかりの疲れた旅人に、快適な休息の場所があると伝えて、中に入るように招いています。

自分のものにする

米国で2002年に始まった「アメリカン・アイドル」というテレビ番組は、素人が人気曲を歌って優劣を競います。有名な歌を完璧に歌いこなした上に個性が光っていると、審査員のランディ・ジャクソンは、「この歌を自分のものにしたね」と称賛を送ります。「自分のものにする」とは、完全な習得と創造性の双方が備わっていることで、歌い手はそれを舞台の上で証明したのです。

幸いな旅路

アメリカのアリゾナ州にホワイ(意味は「なぜ」)という町があり、東に行くとテキサス州のアンサートン(意味は「不確実」)。そこから北東に進むと、テネシー州のディスマル(意味は「散々」)。さらに北東に進むと、ペンシルベニア州パニックに到着します。これらは実在するアメリカの地名ですが、こんな町を巡る旅をしたい人がいるでしょうか。

共に歩む

忠犬のビリーの優しさは、2020年、ネットで有名になりました。飼い主のラッセルが骨折して松葉杖を使い出して間もなく、ビリーも足を引きずるようになりました。獣医に診てもらっても異常はありません。実は元気なのですが、飼い主と一緒のときだけは足が悪いかのように歩くのです。人の痛みに寄り添おうとするとはこのことです。

お元気ですか

チャーラは死期が近いと知っていました。主治医がインターンの一団と病室にやってきて、彼女の末期症状を長々と説明し、それから彼女の方を向いて「いかがですか」と尋ねました。彼女は弱々しく微笑むと、イエスを信じる平安と希望を皆に穏やかに語りました。

施し

商品を10個購入して航空会社から1,000マイルがもらえるキャンペーンがありました。一番安い商品はプリンで、それを大量に買って、34万円ほどで、無料の航空券が毎年受け取れる特別会員になった人がいました。プリンは慈善団体に寄付し、約9万円の寄付税控除を受けたそうです。何と頭のよいことか。

年齢は無関係

ミカイラは11歳ですが、祖母のレモネードのレシピで「ミー&ザビーズレモネード」という事業を立ち上げました。テレビ番組を通して650万円以上の投資を勝ち取り、大手スーパーの55店舗で販売する契約も交わしました。

おしゃべりバス

オックスフォードバス会社が2019年「おしゃべりバス」を運航すると、即座に大当たりしました。そのバスには、おしゃべりをしたい人と進んで会話する相手が、会社の計らいですでに乗り込んでいます。イギリス政府の調査によると、国民の30パーセントは、誰とも会話という会話をせずに過ごす日が週1日はあるそうです。このバスは、そういう調査結果を受けて始まりました。