Category  |  人に対する愛

宿営の外

ガーナで過ごした子どもの頃、金曜市に、ハンセン病に侵された物売りの女性がいました。彼女を嫌がる人もいましたが、母は必ず彼女から何かを買っていました。彼女を見かけるのは市の日だけです。それ以外は、町の外にいるのでしょう。

世話をする理由

ふたりの女性が通路を挟んだ隣同士の席に座っていました。到着地までの2時間、ふたりのやりとりが目に留まりました。明らかに知り合い同士で、親族かもしれません。若い方は60代でしょう。彼女は、くし切りのリンゴやひと口サイズのサンドイッチをバッグから取り出して、90代とおぼしきもうひとりに手渡し、最後にはお手拭き、そして新聞をあげていました。彼女の仕草には敬愛が見て取れました。私は飛行機を降りるときに声をかけ、「お連れ様を気遣う姿が素敵でした」と言うと、彼女は「あれは私の母です。私の親友なのです」と答えました。

あなたの敵を愛せよ

気付かれる前に物陰に隠れました。恥ずかしながら、彼女とはかかわりたくないのです。彼女の態度にムカついていましたが、実は、私のほうが彼女を苛立たせていたのかもしれません。

恐れに負けない愛

今は亡き英国のダイアナ妃が、笑みを浮かべて無名の男性と握手している姿が忘れられません。それは一見平凡な写真でしたが、背景には驚くべき物語がありました。

イエスのために咲く

アムステルダムに旅行した娘のお土産はチューリップの球根でした。私は大喜びを装いましたが、実はチューリップが好きではありません。咲くとすぐにしおれるし、7月は暑すぎて植えるわけにはいきません。

勇敢な愛

彼らは4人の従軍牧師でした。輸送艦ドーチェスターは、第二次大戦中の1943年2月の寒い夜、グリーンランド沖で魚雷を受け、沈没しかかっていました。4人は慌てふためく兵士たちに全力で仕えました。生存者によれば、救命ボートに殺到する兵士たちに、勇気を説いていたそうです。救命胴衣が足りなくなると、自分たちのものを若い兵士に与えました。自らは死ぬ覚悟で、若い兵士を助けたのです。生存者のひとりは「見たことのない高貴な光景だった」と述べています。彼らはともに沈みゆく兵士たちを勇気づけようと、腕を組み、大声で祈りました。

できることをした

スーパーのレジ係が、袋入りのカップケーキ、誕生日カード、ポテトチップスをスキャンして合計額を告げました。すると女性の顔が曇りました。引詰め髪のおくれ毛が疲れた顔にかかり、幼い子が母親の気を引こうと隣でぐずっていました。彼女は「すみません、何か返しますね。この子の誕生祝いのためだったんですが…」と、悲しそうにため息をつきました。

普通はやらないこと

マイク・バードンは、自分の店で15年間、扇動的な集会をしていました。しかし、2012年、その運動に妻が疑問を持つようになり、彼の心も変化しました。そして人種差別が間違っていることを理解し、運動から足を洗おうとしました。すると、その集会の参加者たちが属す好戦的な団体に報復され、家を追い出されてしまいました。

重荷を分かち合う

中学校教師のカレンは、生徒たちにある活動をさせます。各々が心に負う悲しみや悩みを匿名で書き、それを皆でシェアして、互いの辛さを理解するのです。生徒たちはしばしば、同情の涙を流します。この試みは、思いやりと共感力を喚起し、クラスに互いを尊敬する雰囲気が醸成されます。