感謝と喜び
心理学者のエモンズは、被験者を3つのグループに分けて、日記をつけてもらいました。グループ①には感謝したこと、グループ②には面倒だったこと、グループ③にはちょっとした出来事を、それぞれ毎週5つずつ書いてもらいました。その結果、感謝を書き出した人たちは、他の人たちより、人生を肯定的に捉え、将来について楽観的で、健康上の問題も少なかったという結果になりました。感謝は人生の見方を変え、幸福にさえしてくれるのです。
みことばの力
スティーブンは有望なお笑い芸人でしたが「放蕩(ほうとう)息子」でした。クリスチャン家庭で育ちましたが、父と2人の兄を飛行機事故で亡くして疑い出し、20代になる頃には信仰を失っていました。ところが、ある極寒の夜、シカゴの街でそれを取り戻したのです。知らない人が小型の聖書をくれたので、開くと、心配事のある人は、イエスの山上の説教の一部、マタイ6章27節から34節を読もうと書かれていました。早速読んでみると、心に灯りがともりました。スティーブンは当時を振り返って語ります。「急に心が明るくなりました。僕は寒い街角で山上の説教を読み続けました。そして、人生がすっかり変わりました」
神の力で自制を
好きなものを我慢する子供の能力を測ろうと、1972 年、「マシュマロ・テスト」と呼ばれる試験が実施されました。子供たちは、マシュマロを1つずつもらい、それを10分間食べずに我慢できたら、褒美としてもう1つもらえると告げられます。約3分の1の子供は我慢しました。一方、別の3分の1は、30秒以内に食べてしまいました。
空の鳥
夏の朝、外に出ると笑顔の隣人が小声で呼びました。「何?」すると、彼女は風鈴を指さしました。小さな碗のような形状のわらが乗っかっています。「ハミングバードの巣よ。ひながエサを持ってくる母鳥を待っているわ」。上を向いた小さなくちばしが2つ見えました。感激してスマホで写真を撮ろうとすると、彼女は「近づきすぎてはダメ。母鳥が驚くから」と言いました。その日以来、私たちはハミングバードの親子を遠くから見守っていました。しかし、1週間ほどすると、鳥の親子はどこかに行ってしまいました。守ってくれる人はいるでしょうか。
明るい未来を作る
カンザス州の小さな町ネオデシャの高校で、生徒300人が驚く話を聞きました。町とつながりがある夫婦が、この先25年間、ネオデシャ出身の大学生の学費を払ってくれるというのです。彼らは驚がくし、大喜びで、涙ぐむ者もいました。
悲しみと感謝
母が亡くなったとき、がん病棟の患者の1人が、私に話しかけ「お母様には、とても親切にしてもらいました。私が先に死ぬはずだったのに……」と言ってすすり泣きました。
心の故郷
迷子犬のボビーは、飼い主が夏の休暇を過ごした時にはぐれてしまいました。家から3500キロ以上離れた土地です。一家は必死で探しましたが見つからず、傷心のうちに帰宅しました。
鏡に照らして
心理学者が自己認識を調べるために「鏡の中にいるのは誰?」と子供たちに尋ねました。通常、幼児は1歳半ぐらいにならないと、鏡に映っているのが自分だと分かりません。しかし、成長すると、それが自分だと分かるようになります。自己認識は、正常な発育を知るうえで、重要な目印です。
神の柔和な恵み
詩人のエミリ・ディキンスンは「真実そっくり語りなさい。しかし斜めに語りなさい」と書きました。神の真実と栄光は、人間というもろい存在には「明るすぎ」て、直球で受け取ることはできません。ですから、神の恵みと真理は、ふんわり、やんわり伝えるのがよいそうです。「真実はゆっくりと輝くのがよいのです さもないと誰もかも目がつぶれてしまいます」