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内住のキリスト

幼かった娘に内住のキリストについて説明したことがありました。イエスはあなたの内におられる、と言うと、娘は「ポンポンにいるの?」と尋ねました。私は「イエスさまを食べちゃったわけではないけれど、そこにおられるのよ」と答えました。

イエスの約束

礼拝に行く両親が託児室から出ていくと、2歳のジェイソンは泣き出しました。両親と離れるのは、初めての経験です。係のエイミーが何をしても泣き声は大きくなるばかりでした。ところが、彼の耳元で「私はあなたと一緒にいるわ」とささやくと、安心したように落ち着きを取り戻しました。

蜜よりも甘い

その日は皆が万国博覧会に行くだろうと、シカゴの全劇場は閉まっていました。1893年10月、70万人以上が博覧会に集う一方で、ドワイト・ムーディ(1837-1899年)は、町の反対側のホールをキリスト教の教えを聞く人々で埋め尽くそうと考えていました。友人のR.A.トーリー(1856-1928年)は、大丈夫だろうかと心配でした。しかし、神の恵みにより成功したのです。トーリーは後に、ムーディが「この世界が心から知りたいと希求している書、つまり聖書」を知っていたので、人々が集まったのだと結論づけました。そして、多くの人がムーディのように聖書を愛し、心を込めて日々読んで欲しいと思いました。

それはイエスです

人気リアリティ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に登場した5歳の少女が、素晴らしい歌を披露しました。審査員が1930年代に活躍した「シャーリー・テンプルがあなたの中にいる」と言うと、彼女は「シャーリーじゃなくて、イエスさまがいるの」と応じました。私は、自分の喜びは内住のイエスから来るという少女の自覚に驚きました。

イエスのように

神学者のブルース・ウェアは、少年の頃、キリストのようになりなさいというペテロの手紙第一2章21~23節の勧めに失望したそうです。罪を犯さなかったイエスのようになるなど無理です。そんな勧めを本気にしなさいと神が言っておられるとは信じられなかったと著書に記しています。

常に感謝する

マルティン・リンカートは17世紀、ドイツのザクセン州で30年以上、牧師として働きました。それは疫病が蔓延したり戦時中だったり、という時代で、ある年には4千人以上の葬儀を執り行い、その中には妻の葬儀も含まれていました。食料不足で家族と空腹に耐える日々もありました。しかし、絶望的な状況下でもリンカートの信仰は揺るがず、絶えず神に感謝していました。実際、彼の感謝は、多くの人に愛される「いざもろともに」(聖歌291番)という賛美歌を生んだのです。

神聖なデュエット

小学生の音楽会に行きました。子どもの隣には先生がいて、演奏を始める前には小声で指示を与えていました。そして、子どもが主旋律を弾くと、先生が伴奏を付けて曲を豊かにしていました。また、最後には軽くうなずいて、子どもをほめていました。

深く根ざした信仰

ニュージャージー州のバスキング・リッジ長老教会の横のホーリーオークは、樹齢600年以上で、ついに撤去されなくてはならなくなりました。最盛期には、ねじれた枝がうっそうと伸び、木の葉が風にそよぎ、木漏れ日が地面できらきらと揺れていました。しかし、本当に壮大なものは地中の根です。オークの主根は垂直に伸び、しっかり栄養を確保します。その主根から大量の側根が水平方向に伸び、水分と栄養分を補給し続けます。張り巡らされた根は、しばしば木そのものより大きくなり、幹を安定させ、その生命線となります。

力を抜いて

昔、父と木を切り倒し、ふたり引きのこぎりで引いて材木にしました。私が力任せにのこぎりを引くと、父は「力を抜いて、のこぎりに仕事をさせなさい」と言いました。