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どちらも真実

フェン・ルルが家族と再会したのは30年後でした。幼児期に自宅前で遊んでいて誘拐されましたが、中華全国婦女連合会の尽力で探し出されました。当時のことは、幼くて、覚えていません。経済状況が苦しい親に売られたと信じて育ったので、真実を知ると、多くの疑問や感情が湧いてきました。

根本たる心

ロンドンで1854年、原因不明の死者が多数発生しました。人々は大気汚染のせいだと考えました。実際、テムズ川の汚水が放つ悪臭は、季節外れの熱波のために「大悪臭」となっていました。しかし、大気汚染ではなかったのです。ジョン・スノウ博士の調査で、汚水が発生源となって、コレラがまん延していると分かりました。

彼と出会ったのは1970年代。私が高校の英語教師でバスケットボール部のコーチをしていた時です。ひょろりと背の高い新入生は、私のクラスの生徒になり、バスケ部にも入りました。やがて2人の間には友情が育まれ、その後、編集者として共に長く働きました。私の定年退職の祝賀会では祝辞を述べてくれました。

レースを走る

米国のナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手生命は短く、平均で3.3年です。ところが、トム・ブレイディは、2021年、44歳で22回目のシーズンを迎えました。彼が食生活やトレーニングを厳格に管理することは有名です。これが競争力の維持に寄与しているのでしょう。ブレイディはスーパーボウルを7度制覇。「史上最高」と呼ばれました。完璧を一途に追い求め、生活の全てをフットボールに捧げなければ得られなかった称号です。

神は痛みを無駄にしない

オリーブは彼女の診療所から医療機器が搬出されるのを眺めていました。新品の備品も売却しました。開業は長年の夢でしたが、息子カイルが脳性まひで生まれ、彼の世話に専念することにしました。彼女は「何度生まれ変わっても、同じ選択をしたわ。でも、歯科医を諦めるのはつらかった。夢が絶たれたの」と話しました。

雑音ではなく

ある高齢の男性は、毎日何時間もテレビニュースを見ては、不安にかられていました。世の中も自分の境遇も破滅に向かっていると不安でした。娘は「いい加減にして」と頼みましたが、父親は、ネットも含めて、長時間、ニュースを見続けました。

光を輝かせる機会

金融業を引退したホイットニーが2020年3月、ニューヨークのセントラルパークを歩いていると、十字架をつけた知らない慈善団体のトラックが何台もありました。防水シートやテントを積んでいます。 コロナ患者の仮設病院を設営していると聞くと、彼は出来ることはないかと尋ねました。そして、宗教や政治理念が異なるにもかかわらず、何週間も支援しました。彼は、出会った人は皆、純粋に良い人で、自分の街がどうしようもなく困っていたとき、誰に雇われるでもなく助けに来てくれたと、彼らの行為を賞賛しました。

神に希望がある

急増するネット注文のせいで年末の宅配が遅れるようになりました。しかし、どうすることもできません。そこで我が家では、買い物は直接店でしていました。しかし、母が「お急ぎ便」を利用するようになってからは違います。注文後2日で届くことが保証された今、私たちは物をすぐ受け取ることに慣れてしまい、配達が遅れると不満を感じます。

弱さが強みになる時

ドリューはイエスに仕えたために、2年間の刑に服していました。彼は宣教師が獄中でも喜びに満たされたという話を読みましたが、それは自分の体験ではないと思いました。神はご自分のために苦しむ人を選び損ねたと妻に語ると、彼女は「いいえ。神に失敗はありません」と答えました。