Month: 9月 2022

分裂しない家

イリノイ州選出の共和党の上院議員候補だったアブラハム・リンカーンは1858年6月16日に有名な「分かれたる家」という演説をしました。それはアメリカの奴隷制度にまつわる派閥間の抗争に光を当てたもので、彼の支援者の間にも、また反対者の間にも波紋を広げました。リンカーンは、マタイ12章25節の「分裂した家」という誰もが知っている比喩を用いることが重要だと考えました。なぜなら、人々は目を覚まし、深刻な危機が迫っていることに気付かなければならないと思ったからです。

どこに向かってこぎ出すか

マイケルは海に潜ってロブスターを捕っていて、ザトウクジラに飲み込まれました。暗闇の中で自分を強く圧迫する肉の壁を押し返しながら、もうだめだと思いました。しかし、30秒ほどで、クジラはマイケルを吐き出しました。幸い、大きなけがはなく、広範囲の打撲だけで済みました。

御名を頼りにする

子どもの頃、学校が辛くなった時期がありました。数人の女の子たちからひどいいじめを受けていたからです。そこで、休み時間は図書館に逃げ込んでキリスト教の児童小説を読んでいました。初めて 「イエス」という名前を見たときをよく覚えています。なぜか、私を大切にしてくれる方の名前だと思いました。その後の数ヶ月、いじめを恐れつつ学校の門をくぐるとき、「イエスさま、私を守ってください」と祈りました。イエスに見守られていると思うと落ち着き、心強く感じました。やがて、彼女たちは私をいじめることに飽きて離れていきました。

恨みでなくあわれみを

アメリカ同時多発テロ事件が2001年9月11日に起こり、グレッグ・ロドリゲスは世界貿易センタービルで亡くなりました。両親は悲嘆に暮れながらも、自分たちの対応を慎重に考えました。2002年、母のフィリスはテロの協力者とされる人物の母親、アイチャと面会しました。 「私は彼女に近づいて両手を広げました。私たちは抱き合って泣きました……心は瞬時に触れ合いました……共に息子のことで苦しんできたのです」とフィリスは語ります。

主の時代

人生の大半が異教徒だったにもかかわらず、ローマ皇帝コンスタンティヌスは、キリスト者の組織的迫害を止める改革を断行しました。また、キリストの誕生を境に歴史を分ける西暦を制定し、前をBC(キリストの前)、後をAD(主の年)と呼びました。

天国で再会

母の帰天を知らせようとしたとき、「死」という言葉は、天国で再会する希望にふさわしくないと感じました。それで「母はイエスの御腕の中に迎えられました」と書きました。それでも、家族写真に母が写っていないと、悲しみがこみ上げてきます。ところが最近、亡くなった人を含めて家族の肖像画を描いてくれる画家を見つけました。その人は、先に逝った家族の写真を使い、その人たちの姿を絵に描き入れるのです。天国で再会する神の約束が、絵筆によって表されます。私は、傍らで微笑んでいる母の姿を思って、感謝の涙を流しました。

家を建てる

アメリカ史上最大の邸宅建設が1889年から6年間行われました。ジョージ・ヴァンダービルト2世の別荘で、1日に約3万2千個のレンガを現地で製造しました。このノースカロライナ州アッシュビルの「ビルトモア・エステート」は、東京ドームのグラウンドを超える16,226平方メートルの床面積。35の寝室と43の浴室を含む250室を有します。確かに野心的ですが、イエスが「建てる」と宣言しておられるものに比べると取るに足りません。

避け所

丈夫で大きな窓と分厚い石壁の素敵なホテルに夫婦で泊まったことがあります。海沿いのその場所を、ある日の午後、嵐が襲いました。海はしけて、荒波が怒った鉄拳のように窓に打ちつけました。しかし、私たちは平気でした。ホテルの土台は強固で、壁も頑丈だからです。外は嵐が吹き荒れる中、私たちの部屋は、「避け所」でした。

壁の穴

庭の花が食べられています。昨日は花盛りだったのに、今では茎だけが残っています。庭を歩いて調べてみると、木の柵のあたりにウサギの穴らしきものを発見しました。ウサギはかわいいですが、あっという間に庭の花を荒らす厄介な動物でもあります。